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当面のイベントを整理し、3月のドル円を考える

トランプ米大統領による施政方針の内容は新味に欠けたうえ、要所要所に

アメリカファーストの色合いが強く、演説が始まった直後はドル売りが先行しました。

 

ドル円は112円80銭付近まで下落しました。

しかし、東京市場では114円15銭付近まで反発し、2週間ぶりの高値を付けました。

 

米連邦準備理事会(FRB)ではハト派で知られるブレイナード理事も

早期利上げの可能性を示唆し、FF金利先物市場では利上げ織り込み度が

80%まで急騰。

3月14、15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、追加利上げが決定するとの

見方がさらに広がっていることがドル高の主因です。

 

また、2月のISM製造業景況感指数が2014年8月以来の高水準を付けるなど、

米経済指標は総じて景気先行きへの期待を高めていることも支援材料となっています。

 

こうしたなか、当局者が金融政策について発言を控えるブラックアウト期間の開始を

3月4日に控えて、FRBのイエレン議長とフィッシャー副議長が日本時間4日未明に

講演で、同会合の利上げを裏付けるタカ派的な見解を示すかどうか注目されます。

 

一方、7日に発表される1月の米貿易収支は要注意。

2016年通年では2012年以来の赤字幅を記録しましたが、市場予想によれば1月は

単月で前月から赤字幅が拡大する見通しです。

10日の雇用統計や15日の消費者物価指数と小売売上高など、2月のデータも

弱めの内容が見込まれておりドルの重しとなる可能性もあります。

さらに、17、18日のG20財務相・中央銀行総裁会議で、ムニューシン米財務長官が

為替政策について踏み込んだ発言をするかどうか警戒が必要です。

通商政策の司令塔となるウィルバー・ロス氏も正式に商務長官に承認され、日本との

経済政策や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に向けて、本格的に戦略を策定して

いくことになるでしょう。

 

ドル円は111円台後半で底入れ感を強めていますが、米国の経済政策が実行に移されて

いくなかで、ドルの上伸を阻む局面は間々あると考えられます。

 

ドル円は年初来の下落幅(118円60銭-111円60銭)の半値戻し115円10銭や

61.8%戻し115円93銭を上値メドとして意識することになりそうです。

 

 

05/03/2017

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